特定非営利活動法人 明日の歯科医療を創る会POS
歯科医療ネットワーク メールマガジン
患者中心の歯科医療
【歯科医師が抱く不安への具体的な対処法】 
マイナーチェンジ VS フルモデルチェンジU
豊かな先進国において常識となった医療の基本的な倫理基盤は、パターナリズムではなくアドヒアランス
医療倫理は我々が学び、先輩たちが当たり前のように実践してきたパターナリズムによる医療者中心の医療ではなく、患者の権利を尊重し、患者自身が自分の期待に添った医療を選択できる、患者中心の医療となっている事を理解しなければなりません。また、情報化社会がもたらした消費者民主主義も、医療におけるイニシアティブを医療消費者である患者にゆだねるものです。これからは、医療の質は医療消費者である患者によってチェックされる時代となります。これらの状況を踏まえ、その上に立脚したあなたの医療システムが構築されていなければならないのです。
さて、あなたが求める医療システムの構築は、無理の無いペースで着実に進められる事が重要となります。例えば、あなたがいえを建てるとしたら、きっちりと設計図を描き、必要な資材を無駄なく調達し、適切な工程表を組んでから、作業を始めるのではないでしょうか。もし手近なところから闇雲に取り掛かったならば、けっして家が完成することはないでしょう。仮に完成したとしても、バランスの悪い仕上がりの粗雑なものができてしまいます。
これとおなじく、あなたがあなたの診療をフルモデルチェンジするときには、キャリアデザインというしっかりとした設計図を持って取組まなければならないのです。

もし、あなたがまだあなたのオフィスを持っていないのであれば、まずはキャリアデザインを描き、入念に準備を重ねることから始めるようにお勧めします。それが、結果的にあなたが求める医療システムを構築する、もっとも近道となるからです。

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歯科医療ネットワーク  メールマガジン2006.1.24