特定非営利活動法人 明日の歯科医療を創る会POS 歯科医療ネットワーク メールマガジン |
患者中心の歯科医療 |
【歯科医師が抱く不安への具体的な対処法】 | ||
予防型総合歯科医療 | ||
〜予防歯科の定義と患者さんが求める歯科医療〜 | ||
【予防の定義】 | ||
「予防」という言葉は一般的でもあり、医療におけるテクニカルタームとしての意味もあります。しかしながら、これからの歯科医療の発展が、患者さんにとっても医療者にとっても有益なものである事を考慮するならば、予防に適切な定義を与え、この定義に基づいて予防歯科・予防歯科医療を考えるほうが適切です。 なぜなら、この言葉は非常に一般的で患者さんにも理解しやすい言葉であり、なおかつ、これからの医療が目指すべき重要な意味を含んでいるからです。 これらの事情をふまえ、患者さんにとっても理解しやすい意味をこの「予防」という言葉に託すならば、その意味は、「生涯にわたり口の健康を守る事」と定義するのが適切です。 |
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この意味するところは、生涯にわたって、歯を失うことなく、歯周病で苦しんだり悩んだりすることなく、いつまでも自分の歯で美味しい食事を味わう事ができ、笑顔が素敵で、会話や歌を楽しむといった口の中が健康であるkとおにより手に入れられる豊かな生活を享受する事です。 このように予防を定義すれば、予防歯科とは単に歯科衛生士がPMTCやカリエスリスクを判定したり、フッ素を塗布したりする事ではとらえられなくなります。そして、良質な医療介入の成果をあげるために、歯科医療が口腔内の病気(病人)を扱うという仕事から、健康な人の健康な歯や口の状態を維持する為の仕事へと変革させる事にも繋がっていくのです。 |
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