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[ 2007/7/15 ] 喫煙と歯周病との関係
喫煙者は非喫煙者より歯周ポケットが深く,アタッチメントレベルが大きいなど,歯周破壊が進みやすく,また,歯周破壊に比して喫煙者は歯肉出血が少ないことから歯周病の発見が遅れることが指摘されています。全米を網羅して行われた12,329人を対象にした調査では,現在喫煙者は非喫煙者に比して4倍歯周病になりやすく,歯周病のリスクは1日の喫煙本数に比例して高まり,歯周病患者の52%の喫煙が原因であると推計されました。日本の国民統計による分析でも,喫煙の悪影響が確かめられています。
 喫煙により歯周病が破壊されるメカニズムも分かってきました。歯周組織の微小循環機能障害が起こり酸素や栄養供給が低下します。また,ニコチンが線維芽細胞の接着や配列機能を傷害し,コラーゲン線維の接着力低下を招き,創傷治癒機能障害と免疫機能低下による易感染性が指摘されています。喫煙は歯周組織の破壊を促進するというより,修復能力を阻害すると考えられます。
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