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[ 07/4/10 ] ドライマウスへの対応の考え方
ドライマウスの治療では診断が大切です。それは、ドライマウスの原因疾患によって対処方法が異なるからです。ドライマウスの対処方法は大きく2つに分けられます。“原因療法”と“対症療法”です。
 「糖尿病」などの基礎疾患がある場合はその疾患の治療、「薬物の副作用」によるものは薬剤の変更や減量、「神経性唾液分泌低下」や「精神科的疾患によるドライマウス」にはストレスの軽減、うつ病や身体化障害の治療などを行います。したがって、これらのドライマウスは原因療法が適応であり、まず原疾患の治療に努めます。
 「放射線性による唾液腺の障害」は、治療に用いた放射線の量が多いと唾液腺組織が壊れたまま回復しない不可逆的な変化が生じます。「腫瘍や外傷による神経・唾液腺組織の損傷」も不可逆的な変化です。「シェーグレン症候群」は自己免疫疾患であり、現時点では原因が不明です。自然治癒は認められておらず、唾液腺の変化は進行性ではないかといわれています。このように唾液腺や神経の障害が元に戻る可能性がない病変に対しては原因療法を行うことができません。したがって、治療は症状を和らげることに主眼を置く対症療法を行うしかありません。
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