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タバコの煙はタバコのフィルターを通過して口腔内に達する「主流煙」とタバコの先から立ち上がる「副流煙」に分かれ、自らの意志でタバコの煙を吸うことを「能動喫煙」、タバコを吸わない人が意志とは無関係に煙を吸わされていることを「受動喫煙」といいます。タバコの煙には4000種類以上の化学物質が含まれ、そのうち200種類以上が有害物質です。副流煙は主流煙と比べ、燃焼温度が低く、フィルターを通してないため、有害な物質がたくさん含まれています。 なかでもタバコの三大害となるのが「ニコチン」「タール」「一酸化炭素」の3つで口腔にも大きな影響を与えます。
<タバコの三大害>(主成分) ニコチン ・体内に入ると、末梢血管の収縮を引き起こす。その影響で歯周組織の 血流が悪化し、十分な栄養や酸素を供給することが困難になる。 ・唾液の分泌量が下がることもあり、細菌が繁殖しやすくなる。 ・依存性があり、一定期間喫煙を続けると、ニコチンを吸収しないとい らつき、不安などの感情がでる(ニコチン依存症)
タール ・発ガン性物質である。 ・独特の臭気を持つ。
一酸化炭素 ・血液中のヘモグロビンと結合することで、末端組織が慢性的な酸素欠 乏に陥る。
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