歯科医師・経営者としてのビジョン |
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診療を変革する第一のステップは、何を達成したいのかの明確なビジョンを描くことである。
この作業は合衆国における我々にとっても、そして同じように日本におけるあなたたちにとっても重要である。
開業して診療所を大きくするにあたって、選択肢は2つある。
外部の圧力と影響に相応して、その指示通りの開業を受け入れるか、それとも、自らの診療の「ビジョン」を描いてその実現に精をだすか。 |
「7つの習慣」の著者stephen Coveyが、成功する人は「心の終着点からやり始める」と述べている。
この言葉はビジョンの本質を表している。あなたのビジョンはあなたのスタッフにとって地図となり、あなたの診療所の一人一人の日々の行動を導く共通の心得を描くのである。
ビジョンを描くことは診療所を成功させる出発点である。
「ビジョン」や「ミッション」ということを知らない人がいないほどになったのに、ビジョンを描けない理由には大抵思い込み的時間不足と「ハウツー」知識不足があげられる。どちらも克服できるものである。
質の高い修復を行うのに計画する時間を費やす必要があるのと同じように、質の高い診療ビジョンを描くのにもそういう時間を費やす必要がある。
以下の設問に対するあなたの答えを書きとどめる時間をわざわざ設けることからはじめなさい。あたかもうまくいかないはずがないというともりで全設問に答えなさい。
思い込み的自己規制によって左右されないように。 |
P.D.Dawson |
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歯科衛生士としてのビジョン |
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あなた方は歯科衛生士としてのライセンスを取得し、歯科業界という世界で社会人として働き始めたわけです。
しかしながら、あなた方が真に患者さんから信頼される歯科衛生士となるためには歯科衛生士としての知識や技術を学ぶ事が不可欠であることはいうまでもありません。
しかし、それ以上に大切である事は、あなたがプロフェッショナルな立場として、また一人の社会人として患者や他のスタッフからの信頼を受けられる人間として成長することです。
このステップでは、あなたがあなた自身の内部を見つめ、内在するアイデンティティを確立し、そのために、手順に添って自らの考えを整理してください。 |
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