コミュニケーションの技法 |
会 話 |
ラポールの設定開始 |
はじめまして、歯科医師の足立と申します。
よろしくお願いします。 |
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○○です。お願いします。 |
《STEP1 来院動機を聴く》
*開いた質問
(インタビューシートの活用) |
さて、このたびはどうされましたか? |
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歯茎から血が出るのです。 |
*共感的繰り返し |
歯茎から血が出るのですね。 |
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そうです、歯磨きをすると歯ブラシが真っ赤に染まるくらい
血が出るのです。 |
*確認
○○様は…の悩み(お困りの点)を解決する(どのような自分になる)ことが目的でお越しになったということでよろしいですか? |
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歯茎から血が出ると言うことがご心配で、この状態が解決することが目的で来院されたと言う事でよろしいでしょうか? |
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はい、そうです。 |
《STEP2 患者の目的の背後の期待を確認する》
*本人の希望の確認
*モチベーションの確立
*開いた質問
・現状に対してどのようなイメージをお持ちですか?
・この目的が達成されないとどのような不都合が起こりますか?
・この目的が達成されないとどのような不都合が生じますか? |
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歯茎から血がでることが改善されると、○○さんにとってどのような良いことがありますか?また、歯茎から血が出続けるとどのような問題が生じるとお考えですか? |
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このまま放っておくと歯が抜け落ちてしまって入歯にしないといけなくなるんじゃないですか?入れ歯は食事のときにとても不自由そうなので嫌なのです。出来れば入れ歯ではなく自分の歯で食事を続けたいんです。 |
*その良いこと(不都合)が達成されないとどんな事が起こるのか
*さらにどんな事が起こるのかを繰り返し聞いていく
○○さんはこの目的を達成することで、ご自身の中にある…という期待を達成されたいのですね |
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歯が抜け落ちて入れ歯になってしまい、食事が出来なくなるのではないかという心配があり、このようにならないために歯茎から血が出るのを治そうと思ってお越しになられたと言うことですね。 |
《STEP3 目標の設定》
○○さんは結果として…のようになりたいということでよろしいでしょうか? |
*患者の希望を繰り返して確認する
⇒注意点
・患者の言葉をそのまま使用する
・繰返した時の患者の表情を確認する
(すっきりとした笑顔があるか確認) |
つまり、歯が抜け落ちて折れば荷ならないようにして、ご自身の歯で食事を続けたいという期待があるということでよろしいでしょうか?では、お口の中を拝見してみましょう。 |
診査修了後、患者が冷静さを保てる環境で面接を行う。状況に対するガイダンスの後、ガイダンスの内容に対する理解を確認のうえ、期待の明確化を行う。
*簡単な診査の上で診断を伝える(ガイダンス)
⇒歯茎からの出血は歯周病が進行したものです |
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