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■原因除去プログラム
原因除去プログラムの実際
■原因除去プログラム事前準備
■社会的・心的情報の収集と関連図 |
事前準備  プログラム開始
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社会的・心的情報の収集と関連図  |
社会的情報 |
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家族構成 |
- 両親、母方の祖父、年子の妹、弟の五人家族でD君は長男
- 両親共働き、母親外勤のため、主に祖父が日中の保育を担当
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家族の
歯科的概応歴 |
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祖父は、戦時中に軍隊で抜歯し、30台で総入れ歯
- 母親は修復・補綴歯多数
- 妹は乳歯ウ職で通院中
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生活リズム |
- 下校後は、学童保育で過ごす。学童保育でおやつ、宿題を済ませて帰宅。母親が帰宅するまでの間、ゲームで遊びながらの飲食(菓子、ジュース)
- 歯科医院通院日には帰宅途中でファーストフード店に立ち寄るのが兄弟の楽しみになっている
- ブラッシングは本人のみで行い(時々忘れる)仕上げ磨きは無し
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心理社会的要因からの情報 |
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D君が・・・・ |
「この白いのが虫歯になるのか。子供の歯は、虫歯がいっぱい。せっかくの新しい歯なのに…ジュースは別に好きじゃないけれど、お父さんの田舎からたくさんもらったし、いつでも飲んでいいって言われているし、のどが渇いたときも飲んでる。歯磨きは1人でやっている。夜は忘れてそのまま寝てしまうこともあるし、学校行く前は時間がないし」と思っている |
祖父が・・・・ |
「孫の保育は家族内での自分の役割であり、生きがいでもある。孫におとなしくして欲しい時には孫の好きな甘いものなどを与える。歯科衛生士さんは「とめてください!!」と言うけれど、虫歯になったら治せばいいし、孫も歯医者さんを嫌がらずに通ってくれているから助かる。いずれ総入れ歯になるが、入れ歯は虫歯にならないし、痛い思いもしないし、何でも不自由なく食べられて良い」といっている |
母親が・・・・ |
「私は歯が弱く、治療で苦労してきた。子供も自分に似てしまったようでかわいそうだが遺伝だから仕方がないですよね。おじいちゃんはああ言っているけれど、はが悪いと不自由する。せめて何とかしっかりと治してあげたい。 おじいちゃんにはいつもお菓子を与えないようお願いしているが本人が入れ歯で何の苦労もないから理解してもらえない。 まだまだ下の子に手がかかるから、つい仕上げ磨きもやってあげていない。 でも、この子は長男のせいか割としっかりとしているので助かる」と思っている。 |
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D君の包括的理解のための関連図 |

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